米・FOMC議事録の内容に注目か

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米・FOMC議事録の内容に注目か

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作成

2024.11.26

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最終更新

2025.06.25

米・FOMC議事録の内容に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・FOMC議事録公表
  2. 2 米・新築住宅販売件数

昨日の米国市場は、10月のシカゴ連銀全米活動指数は-0.4となり、9月の-0.27からさらに悪化し、1月以来の最低水準を記録した。5カ月連続のマイナスが続いている。この結果を受け、ドルは一時反落。一方、11月のダラス連銀製造業活動指数は-2.7と、31カ月連続でマイナスながら22年4月以来の高水準に改善し、ドル買いの流れとなった。米経済指標の悪化と改善とが交錯し、ドル円は153円半ばから154円半ばのレンジの動きとなった。

欧州市場は、Ifo研究所が独の11月の企業景況感指数を発表。結果は市場予想(86)を下回り85.7と、前月の86.5から低下した。政府崩壊やトランプ氏の米大統領復帰による関税懸念が影響し、製造業の苦境を深めている。一方、連邦銀行は関税でGDPの1%減少を警告し、24年末まで停滞が続くと予測。来年の選挙が政策転換やインフラ投資促進の契機になる可能性がある。

本日の指標は、23:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、24:00に米・新築住宅販売件数、米・消費者信頼感指数、27:00に米・5年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。米・FOMC議事録の内容に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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