米・FOMC議事録公表の結果に注目か

streamline streamline

米・FOMC議事録公表の結果に注目か

NEW
icon

作成

2025.08.20

icon

最終更新

2025.08.20

NEW
米・FOMC議事録公表の結果に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 英・消費者物価指数
  2. 2 欧・ラガルドECB総裁の発言

昨日の米国市場は、米商務省が7月の住宅統計を発表。結果は、一戸建て住宅着工件数が年率換算で前月比2.8%増の93万9,000戸。建設許可件数は0.5%増の87万戸となり、住宅ローン金利の高止まりや経済先行き不透明感の逆風下でも増加を確保した。一方、米10年債利回りが4.29%台まで低下したことがドル相場の重しとなり、ドル円は147.440まで下落。米株市場ではダウ平均が一時290ドル超上昇後に失速した。

オセアニア市場は、豪・ウエストパック銀行とメルボルン研究所が8月の消費信頼感指数を発表。結果は98.5と前月比5.7%上昇し、2022年初め以来の高水準となった。依然100未満で悲観が優勢ながら、その差は縮小した。オーストラリア準備銀行(RBA)が12日に25bpの利下げを実施し、追加利下げの可能性も示したことで家計や経済の見通しが改善した。

本日の指標は、11:00にNZ・RBNZ政策金利&声明発表、15:00に英・消費者物価指数、16:10に欧・ラガルドECB総裁の発言、26:00に米・20年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。英・消費者物価指数の結果に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。