英・消費者物価指数(CPI)の発表を注視か

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英・消費者物価指数(CPI)の発表を注視か

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作成

2024.06.19

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最終更新

2025.06.25

英・消費者物価指数(CPI)の発表を注視か

今後の主な経済指標

  1. 1 英・消費者物価指数
  2. 2 NZ・第1四半期GDP

昨日の米国市場は、米商務省が5月の小売売上高を発表。市場予想(0.3%増)を下回り、前月比0.1%増だった。第2四半期に入ってからも経済活動が低調だったことが示されたことでドル売り注文が入った。ユーロドルは1.07132から1.07615まで上昇。金/米ドルは2,312.290から先週の週足の終値である2,332.645付近まで上昇した。

オセアニア市場は、豪・オーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利を4.35%に据え置くことを決定した。据え置きは市場の予想通りとなったが、声明では「インフレを物価目標に戻すという固い決意を持ち続けており、その結果を達成するため、必要なことを行う」と、ややタカ派寄りな文言に修正された。その結果、豪ドルの買いが優勢となり、豪ドル米ドルは0.66000から0.66324まで上昇した。

本日の指標は、8:50に日・日銀議事要旨公表、15:00に英・消費者物価指数(CPI)、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・NAHB住宅市場指数、翌7:45にNZ・第1四半期GDPが予定されている。米はジューンティーンスのため休場。英・CPIの発表で利下げ観測が強まるか注視したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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