ポンド買いの流れが継続するか注目か

streamline streamline

ポンド買いの流れが継続するか注目か

icon

作成

2024.08.16

icon

最終更新

2025.06.25

ポンド買いの流れが継続するか注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・ミシガン大学消費者信頼感指数
  2. 2 英・小売売上高

昨日の米国市場は、米商務省が7月の小売売上高を発表。結果は市場予想(0.3%)を上回り、前月比1.0%だった。市場予想を上回るのは2カ月連続。米国の個人消費はなお底堅く推移している。発表後、ドル円は147.227から149.157まで上昇。148円付近で上値が重たい状況が続いていたが、大きく上昇した。週足で2023年1月から形成していたトレンドライン上で価格が止まったため、ここからローリバの下落が入るか見極めたい。

欧州市場は、英国立統計局(ONS)が第2四半期の国内総生産(GDP)を発表。結果は市場予想と一致し、前期比0.6%増だった。年率換算では2.3%増となる。2四半期連続のプラス成長となった。発表後、ポンドドルは1.28392から1.28521まで上昇。ポンド円は188.920から189.170まで上昇。ポンド円の日足は4日連続で陽線となっている。

本日の指標は、7:45にNZ・第2四半期生産者物価指数、08:30に豪・ブロックRBA総裁の発言、15:00に英・小売売上高、21:30に米・住宅着工件数、23:00に米・ミシガン大学消費者信頼感指数が予定されている。ポンド買いの流れが継続するか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

マーケットレポート 記事一覧

New articles

免責事項:Disclaimer

icon

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。

これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。