米・ISM非製造業景況指数ならびに各国の要人発言に注目か

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米・ISM非製造業景況指数ならびに各国の要人発言に注目か

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作成

2024.12.04

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最終更新

2025.06.25

米・ISM非製造業景況指数ならびに各国の要人発言に注目か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・ISM非製造業景況指数
  2. 2 米・パウエルFRB議長の発言

昨日の米国市場は、米労働省が10月の雇用動態調査(JOLTS)を発表。結果は市場予測(750万件)を上回り、非農業部門の求人件数は前月比37万2,000件増の774万4,000件だった。一方、レイオフ・解雇件数は16万9,000件減少し163万3,000件となり、1年半ぶりの大幅な減少を記録した。ドル円の日足は2日連続でコマ足となっている。

オセアニア市場は、豪・統計局が第3四半期の経常収支を発表。結果は市場予想(100億豪ドル)を上回る赤字幅となり、141億豪ドルの赤字となった。資源価格の下落による貿易黒字の縮小が要因と見られている。一方、公共支出はインフラや防衛費の増加により2.4%増の1833億豪ドルと過去最高を記録。これにより、本日発表される第3四半期の国内総生産(GDP)を0.7%ポイント押し上げる見通しとなった。

本日の指標は、18:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、22:15に米・ADP雇用統計、22:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・ISM非製造業景況指数、27:45に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。米・ISM非製造業景況指数ならびに各国の要人発言に注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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