米・FOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか警戒か

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米・FOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか警戒か

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作成

2025.05.07

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最終更新

2025.06.25

米・FOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか警戒か

今後の主な経済指標

  1. 1 米・FOMC政策金利
  2. 2 NZ・第1四半期失業率

昨日の米国市場は、米商務省が3月の貿易赤字を発表。結果は前月比14.0%増の1,405億ドルと過去最大を記録。関税導入を前に企業の駆け込み輸入が加速したことが背景にある。輸入は4.4%増の4,190億ドル、財(モノ)の輸入は5.4%増の3,468億ドルと共に過去最大。一方、輸出も0.2%増の2,785億ドルと最大を更新。米関税政策への懸念が強まる中、ダウ平均は一時450ドル超下落。リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となり、ドル円は142.350まで下落した。

欧州市場は、独・議会の第2回首相指名投票でキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のメルツ氏が首相に選出され、政局不安の後退を受けてユーロ買いが先行。米長期金利の低下も加わり、ユーロドルは1.13810まで上昇した。一方、S&Pグローバルが発表した4月独HCOBサービス業PMI改定値は49.0と前月の50.9から低下した。

本日の指標は、7:45にNZ・第1四半期失業率、17:30に英・建設業PMI、27:00に米・FOMC政策金利&声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。米・FOMC政策金利が予定通り据え置きとなるか注目したい。

著者情報

水島 新吾(みずしま・しんご) | Shingo Mizushima

独立系ファンドのアドバイザーを務める元外資系債券トレーダー。
ファンダメンタル重視の堅実なスタイルが特徴。

水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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